「家族みんなで使いたいけれど、同時に何台まで見られるの?」――VODを家族で共有するとき、作品数や料金と同じくらい重要なのが「同時視聴」と「プロフィール」の仕様です。1つの契約を家族で分け合えれば、1人あたりの負担はぐっと下がります。ところが、プロフィールが作れる数と同時に再生できる台数は別々の制限で、サービスごとに条件もバラバラです。この記事では主要8サービスについて、同時視聴の台数とプロフィールの仕様を公式情報で整理し、家族の人数や使い方に合った選び方を解説します。
「プロフィール数」と「同時視聴台数」は別物
まず押さえておきたいのが、この2つはまったく別の制限だということです。プロフィールは視聴履歴やマイリスト、おすすめ作品を家族ごとに分けるための「使う人の数」。同時視聴台数は、同じ時間に再生できる「端末の数」です。たとえばプロフィールが6つ作れるサービスでも、同時に再生できるのが2台までなら、3人目が再生しようとした時点でエラーになります。逆にプロフィール機能自体がないサービスでは、家族で使うと履歴やマイリストは全員で共有になります。家族利用で失敗しないためには、「何人分のプロフィールが作れるか」と「同時に何台見られるか」を分けて確認することが大切です。
主要8サービスの同時視聴・プロフィール比較表
| サービス | 月額料金(税込) | 同時視聴 | プロフィール |
|---|---|---|---|
| Netflix | 890円〜2,290円 | 2台(プレミアムは4台) | 最大5つ |
| U-NEXT | 2,189円 | 最大4台(別作品) | 最大4アカウント |
| プライムビデオ | 600円 | 最大3本(同じ作品は2台) | 最大6つ |
| Hulu | 1,320円 | 最大4台(同じ作品は2台) | 最大6つ |
| Disney+ | 1,250円/1,670円 | 2台/4台 | 最大7つ |
| DMM TV | 550円(Web入会) | 最大4台(別プロフィール・別作品) | 最大4つ |
| ABEMAプレミアム | 1,180円 | 2台 | なし |
| dアニメストア | 660円(Web入会) | 不可(1台ずつ) | なし |
※同時視聴は作品や視聴方法によって、さらに制限される場合があります。
同時視聴4台クラス:家族全員が同時に見るなら
U-NEXT(月額2,189円)は、メインアカウントに子アカウントを3つまで無料で追加できる「ファミリーアカウント」が特徴です。アカウントを分ければ、それぞれ別の作品を最大4台まで同時に視聴できます。ただし、同じ作品を複数アカウントで同時に再生することはできません。子アカウントにはキッズ用も用意されています。
Hulu(月額1,320円)はプロフィールがオーナー含め最大6つ。同時視聴は異なる作品なら最大4台まで、同じ作品でも最大2台まで対応します。一部作品やレンタル・購入作品は対象外です。
Disney+はプランで台数が変わり、スタンダード(月額1,250円)が2台、プレミアム(月額1,670円)が4台。プロフィールは最大7つと主要サービスで最も多く、大人数の家族でも履歴を分けやすい仕様です。
Netflixは広告つきスタンダード(月額890円)とスタンダード(月額1,590円)が2台、プレミアム(月額2,290円)が4台で、プロフィールは最大5つです。なお、Netflixのアカウント共有は同じ世帯で使うことが前提になっています。
DMM TV(DMMプレミアム、Web入会で月額550円)は、メインプロフィール+追加3つの最大4プロフィールを用意でき、プロフィールを分けて別々の作品なら同時視聴が可能です。同じ作品の同じエピソードは同時に再生できません。月額料金の安さに対して、同時視聴の条件が充実しているのが魅力です。
2〜3台クラス:夫婦やカップル、見る時間がずれる家庭に
プライムビデオ(月額600円、年額5,900円)はプロフィールが最大6つと多めですが、同時にストリーミングできるのは最大3本までで、同じ作品は2台までです(Amazon公式の使用規則による)。3人以上が同時に見たい場面が多い家庭では、上限に当たる可能性があります。
ABEMAプレミアム(月額1,180円)は同時視聴2台まで。広告つきABEMAプレミアム(月額680円)は1台のみです。プロフィールを分ける機能はなく、家族で使うと視聴履歴やマイリストは共有になります。スポーツ中継やオリジナル番組を2人で見る分には十分な条件です。
同時視聴できないサービス:一人で見る前提なら
dアニメストア(Web入会で月額660円)は、利用規約で2台以上の端末での同時使用ができないと定められており、同時視聴には対応していません。プロフィール機能もありません。複数端末を使うこと自体はできますが、再生は1台ずつ切り替える形です。アニメを一人で楽しむ分には問題ありませんが、家族で同時に別々のアニメを見る用途には向きません。
家族の人数・使い方別のおすすめ
- 4人家族で全員が同時に別々の作品を見たい:U-NEXT、Hulu、Disney+プレミアム、Netflixプレミアム、DMM TVが候補です。同時視聴4台クラスから、作品の好みで選べます。
- 夫婦や親子2〜3人で、見る時間はある程度重なる:プライムビデオやABEMAプレミアムなど2〜3台クラスでも足りることが多く、料金を抑えられます。
- 子ども用に履歴を分けたい:プロフィール数が多くキッズ用プロフィールを用意できるDisney+(最大7つ)やHulu(最大6つ)、キッズ用子アカウントのあるU-NEXTが向いています。
- とにかく安く家族で分け合いたい:DMM TVは月額550円で最大4プロフィール。4人で使えば1人あたり約138円と、コストパフォーマンスは抜群です。
まとめ
家族でVODを使うなら、作品数や料金だけでなく「同時に何台見られるか」「プロフィールが何人分作れるか」の2点を確認しましょう。同時に見る人数が多い家庭は4台クラス、時間をずらして使う家庭は2〜3台クラスでも十分です。家族が同時に見たい場面がどれくらいあるかをイメージしてから選ぶと、無駄のない契約ができます。
他の動画配信サービスとの料金・作品数の比較は、トップページの比較表にまとめています。→動画配信サービス比較表を見る
※料金・仕様は2026年11月時点の各公式情報に基づきます。最新の条件は各公式サイトでご確認ください。